数字のトリック
皆さんバテてませんか?管理人は、この暑さにグッタリしています。
ホント早く涼しくならないものか。心待ちにしているんですが、なかなか暑さが和らぐまでは、時間がかかりそうですね。先程天気予報を調べてみましたが、ここ1週間は今日と同じ様な天気が続く見込みらしいです。
例えばこの天気に関するアンケートで…
① 暑い
② 涼しい
と答える時は、ほぼ①になる事が予想されるので、今日は「暑い」と言う結果が80%出たと言う統計については信頼性が有ると考えられます。
しかし、こういったアンケートでも捻じ曲げて結果を出す事が出来ます。
例えば「携帯の通信速度について」と言うアンケートで…
① 非常につながりやすく満足している
② つながりやすく満足している
③ 途切れる時も有るがつながるので満足している
④ 全く繋がらないので満足していない
と言うアンケートでは「④はさすがにそこまで行かないな」と言う心理が働き、「意図的」に④を避ける傾向が生まれる事が有ります。恐らく②か③に集中する事が考えられ、結果…
「アンケートでは、80%以上の人が繋がるので満足していると言っている。」
と統計を出す事が出来ます。あまり数字に関して得意で無い人は「何故そう言う結果になったのか?」と考える事が無く、鵜呑みにする事が有ります。これによって思考を操作する事が出来るのです。
大事な事は、「その数字の根拠は何処に有るのか?」と言う話です。
経営をしていく中でも、この事は大事で例えば「入会金今なら0円」と言う見出しが有れば、何故0円でやっていけるのか(実際は月額で回収する手法で、この0円キャンペーンの際は半年の契約解除が出来ない等のリスクを負う事も有ります)?と言う具合に、この数字は何を示しているのか?と言う事に常に注意を持つ事が大切です。
数字に強い経営者が生き残ると言われているこの昨今ですので、経営者側から見るとこの数字のトリックを使えれば良いと思われます。経営戦略には非常に役に立つと思われます。
そんな数字のトリックの話でした。
ではでは。
大阪市西区の税理士・FP事務所、門田会計事務所。
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