成年後見人制度(前編)
大阪市西区の税理士・FP事務所、門田会計事務所です。
今日は成年後見人の制度について少し書いていきたいと思います。
まずその前提として以下の事が挙げられます。これは自分の職業にも関係する事ですが。
「代理」制度について
「私的自治の補充」と「私的自治の拡張」が挙げられます。
私的自治とは「自分自身」と考えて下さい。
自分自身以上の事をしたい時「私的自治の拡張」として代理人を使う事になります。
つまり自分でも出来るのに、一人の力では追い付かない場合です。
この場合、代理人を立てる事により一人以上の力が発揮出来ます。
また、自分自身で出来ない事をしたい時「私的自治の補充」として代理人を使う事になります。
つまり自分では出来ない部分について、代理人を使う事により一人分の力を発揮すると言う事です。
一般的には自分の職業については「任意」における代理制度ですので、「私的自治の拡張」になります。
ただ成年後見制度については「法定」代理になりますので、「私的自治の補充」と言う形になります。
一人で足りない部分を「補充」と言う形になります。
・・・・続く