平成25年度租税滞納状況

おはようございます。大阪市西区の税理士・FP(ファイナンシャルプランナー)事務所、門田会計事務所です。

「最近忙しいですか?」と会う人会う人に聞かれますが、先日のブログでも書いたとおり、この季節は業界では「暇な時期」に入っています。特に8月は暇です。しかし、個別的に見ると忙しい事務所も存在します。今年は色々有って、当事務所は今年の夏に限って忙しいです。事務所内で冗談で「この業界の人『海の家』経営したら、年中忙しくなるかも知れないね」って話をしているぐらいです。

先日国税庁ホームページで平成25年度租税滞納状況が発表されました。

これによると平成24年度末で整理中の額が12,702億円、新規発生滞納額5,477億円で整理済額が6,765億円で平成25年度末の整理中の額が11,414億円まで減少しました。データからは純粋に整理中の額が減ったことは分かりますが、全て回収と言う訳ではなく、もしかすると「時効」により整理済になったのかもしれないと言う可能性も否定できないことは要注意です。

ただ、新規発生滞納額は平成24年度の5,935億円から5,477億円となっており458億円減少しています。新規発生滞納額のピークが平成4年度の18,903億円なので、大幅に下がっていることが分かります。納付指導等の強化の賜物であると総括しております。所得の減少かとも思っていましたが、滞納額を徴収額で割った割合がここ15年の中では一番低い割合となっており1.1%らしいです。つまり全ての申告等の額のうち1.1%が滞納となっている事を示しています。ちなみに平成10年度は3.2%だったらしいです。ですので滞納をしないために、非常に厳しくなっていっていることがうかがえます。

ちなみに滞納額のうち一番大きく割合を占めているのが源泉所得税を含めた所得税で、次に消費税、次に法人税と続いていきます。ただ、所得税を源泉所得税と申告所得税に分けるので有れば、消費税が一番滞納額が大きくなります。今年4月から消費税の税率が上がったのでもしかすると消費税の滞納額も上がるかもしれません。どうなっていくのか分かりませんが、滞納額を少しでも減らせる様に頑張って欲しいものですね。

今日はこの辺で。

ではでは。

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