最高税率

こんにちは。大阪市西区の税理士・FP事務所、門田会計事務所です。

一昨日の新聞によると、最高税率が所得税で45%(課税所得5,000万円超)、相続税で55%になるようですね。

まだ案の段階でどうなるかこれから見ていく必要が有りますが…

富裕層に対する増税と言う方向に進んでいる様です。

個人的にはfacebookページでも書いていますが、富裕層に対する増税には慎重にした方が良いと思うのです。既に最高税率で行くと住民税も合わせて税金が半分(50%)取られています。実際に取られている人から話を聞くとやっぱり「勤労意欲が失われる」と言う評価が出てきます。

納税は義務なので、納税する事は大事ですが、資本主義の国なので「勤労意欲が失われる」様な国は非常に怖いと思っています。勿論見方を変えれば話は変わってきます。だからと言って貧困層から税金を取ると言うのが良いとも限らないです。税金は基本的には「公平・中立・簡素」と言う三大原則から成り立っています。その中で「公平」がここでは問題になっています。

一般的に消費税は「水平的公平」で所得税は「垂直的公平」と呼ばれています。今回消費税で「水平的公平」にメスを入れたので所得税の「垂直的公平」にメスを入れたと言う感覚ですね。

 

恐らくこの増税は決まると思います。

ただ、今回流れた部分で注目すべき部分は、相続税の基礎控除額が変わらなかった事です。

相続税についてはずっと基礎控除額が変わると言っておいて、今回も流れました。その代わり最高税率が上がりそうですが…

この辺も非常に注目したい所です。

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