豊中市の外部監査。

こんばんは。大阪市西区の税理士・FP事務所、門田会計事務所です。

先日の東京研修を受けて非常に外部監査に興味を持っており、少し調べてみました。

現在豊中市で外部監査人を募集している様です。

実は豊中市は自分が生まれてから25年程住んだ故郷です。

故郷の外部監査が出来るので有れば願ったり叶ったりだったのですが・・・

なんせ募集要項は「公認会計士」さんに限る様です。外部監査は一応弁護士さんと税理士と公務精通者さんが出来るのですが、「監査」と言うのではイメージが「公認会計士」さんの方が強いです。なので、残念ですが豊中市は「公認会計士」さんに限定したようです。

公会計専門の公認会計士さん曰く、公務精通者と公会計専門の公認会計士さん以外は同じぐらいの(素人に近い)レベルだと仰っていました。実際には公会計をした事の無い人が多く存在する様です。

ただ、研修を受けて思った事は、やはり民間監査が主だったとしても監査の専門は公認会計士さんだと思います。それだけ監査は奥が深いです。自分がいきなり「しろ」と言われても、寝る間も惜しんで頑張りますが結局補助者で公認会計士さんの力を借りないとダメでしょうし、知り合いの公認会計士さんに監査のやり方を乞う事になると思っています。

自分が豊中市の外部監査をしたかったのですが、応募の資格要件に当てはまりません。ですので、是非豊中市の外部監査人になった人には以下の事が期待したいです。

これまで外部監査制度が始まってからの10年間あまりやってきていない分野に取り組んで欲しいと思います。

この10年間で全国で多かったのは補助金関係と、スポーツ・文化私設、公益法人の分野です。どこでも有る問題を真似るのでは無く、これらの分野以外で豊中市だから・・・豊中市にしか無い問題を取り上げて欲しいですね。そしてせっかくですから、第1回目の監査から全国市民オンブズマンで賞を取っていただきたいです。

沢山有ると思うんです。自分は千里ニュータウンで幼少期と学生時代を過ごしてきました。今そこで起こっている問題。高齢化です。全国でも一番高齢化の進んでいる地域で先日ニュースでも取り上げられていました。そういったテーマも有ると思います。

また、財政が逼迫している現状も有るハズです。これは外部監査でも内部監査でも言える事ですが(実際は内部監査がしっかりしていれば、外部監査の必要が有りませんが・・・)、もう一度支出をしっかり見直すべきです。

もう一つは外部監査も内部監査も「住民監査請求」の対象になっているので、住民はその出てきた外部監査のレポートを読み(読める様なレポートを外部監査人は書くべきだと言う事も前提ですが・・・)、しっかりと公金を払ってまで行なった外部監査を評価すべきですよね。

経済性の原則。

最小のコストで最大の利益を生む。

それは、外部監査人に対しても言える事なので、その辺も非常に期待したい所です。

楽しみですね。来年から中核市に上がるので、外部監査が始まります。自分の故郷でも有るので非常に興味津々に見守っていきたいと思います。

ではでは。

 

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